シュナイダーエレクトリックのニュース

2022.7.1

シュナイダーエレクトリック、世界経済フォーラムから新たなライトハウス認定を獲得



※本リリースは2022年3月30日に フランス リュエイユ・マルメゾンにて発表されたプレスリリースの抄訳です。

●インド・ハイデラバードの工場(プラント)が、シュナイダーエレクトリックのスマートファクトリー史上5番目の「アドバンストライトハウス」に選定
●2018年に「アドバンストライトハウス」に認定されたフランスのル・ヴォードルイユの工場(プラント)は、今回シュナイダーエレクトリックのスマートファクトリー史上2番目として、世界に6つしかない「サステナビリティライトハウス」の認定を獲得
●第四次産業革命の技術が高い効率性と持続可能性の実現に寄与することを実事例として証明

エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、フランスのル・ヴォードルイユ工場が世界経済フォーラムにて「サステナビリティライトハウス」の認定を受賞したことを発表しました。サステナビリティライトハウスの認定工場は世界で6つしかなく、シュナイダーエレクトリックにとっては、昨年9月にケンタッキー州レキシントン工場が同じ認定を獲得したのに続いて2件目となります。また、世界経済フォーラムは、今回、インドのハイデラバードにある工場も「アドバンストライトハウス」として認定しました。シュナイダーエレクトリックにとって、フランスのル・ヴォードルイユ工場、中国の無錫工場、ケンタッキー州のレキシントン工場、インドネシアのバタム工場に続いて、5番目の認定工場となります。

世界経済フォーラムのサステナビリティライトハウス認定は、製造現場における第4次産業革命(4IR)テクノロジーによって、事業活動で新たなレベルのサステナビリティを追求し、事業競争力向上と環境への責務を両立しながらクリーンかつ持続可能な未来をもたらすソリューションを探求している企業を認定するものです。

ル・ヴォードルイユの工場は、サステナビリティの成果を高めるためにいかにデータの力が重要かを証明した、説得力のある事例といえます。この工場では、デジタルプラットフォームに接続されたIIoTセンサーを導入し、新たにデータを可視化することにより、最適なエネルギー管理を実現して、電力使用量を25%削減、材料の無駄な廃棄を17%削減、そしてCO2排出量を25%削減しました。また、このスマート工場には、AIが監視するクラウド分析に接続されたゼロリジェクトの水リサイクルステーションが設置されており、水の使用量を64%削減するための予測・処理が行われています。

インドのハイデラバード工場では、ミッションクリティカルな製品を製造しており、シュナイダーエレクトリックのEcoStruxureによる IIoTソリューションを活用して、顧客の成果向上のために、より良いかつ、より速い意思決定を行えるようにしています。結果として、予測・処方分析、AIディープラーニング、4IR統合技術を活用して変化する顧客需要に対応し、事業成長率を54%向上させたほか、製造効率は9%向上、フィールド障害は48%削減、リードタイムは67%削減することに成功しています。

シュナイダーエレクトリックのグローバルサプライチェーン部門のエグゼクティブバイスプレジデントであるMourad Tamoudは次のように述べています。「第4次産業革命技術への投資は、お客様、サステナビリティ、そしてビジネス成果の向上へのコミットメントによって推進されています。このたびの世界経済フォーラムによるフランスのル・ヴォードルイユ工場とインドのハイデラバード工場の認定は、第4次産業革命技術の迅速かつ広範な展開に向けた説得力のある事例を提供するもので、メーカーにとってサステナビリティ、アジリティ、レジリエンスの面で大きなメリットがあります」。

これらの最新の事例は、シュナイダーの目的に対するコミットメントを示しています。Mourad Tamoudは次のように続けます。「私たちは、デジタル化と持続可能性のための信頼できるパートナーとして、お客様や社会のためにサプライチェーンを改善・強化することを常に考えています。そして、それを実現しているのは社員であることを決して忘れていません。だからこそ、私たちはピープルビジョンと社員への投資の一環として、社員のデジタルスキルや専門知識の育成に投資しているのです。」

世界経済フォーラムは、第4次産業革命の成長をリードするメーカーを表彰するため、2018年にマッキンゼー・アンド・カンパニーと共にグローバルライトハウスネットワークのイニシアチブを開始しました。シュナイダーのハイデラバード工場は、グローバルライトハウスネットワークの中で、4IRテクノロジーを通じてビジネスモデルの革新と顧客価値の向上を実現しているとされる100以上の工場のリストに加わりました。これらの企業は、デジタルオペレーションが生産性と効率の向上を生み出し、広範囲にわたる混乱と課題に直面しても持続可能な成長を可能にする方法を示しています。

<STRIVE プログラムについて>
ハイデラバードとル・ヴォードルイユの工場は、40か国以上・300箇所近くに亘るシュナイダーエレクトリックの工場・ロジスティクスセンター網に含まれる拠点として、同社が次世代のサプライチェーンを目指すプロジェクトとして推進しているSTRIVEプログラムの一部にもなっており、収益性と効率を高めながら、持続可能性に向けて根本的な課題に取り組んでいます。

STRIVE(Sustainable、Trusted、Resilient、Intelligent、Velocity and Efficiency)プログラムは、圧倒的なスピード感と革新性を備えた、地球環境と顧客中心のサプライチェーンを目指しています。

・持続可能性(Sustainable)–シュナイダーエレクトリックは、地域の生物多様性を保護しながら、カーボンニュートラルで循環的なサプライチェーンを構築するプロジェクトを実行します。

・信頼性とレジリエンス(Trusted & Resilient)– シュナイダーエレクトリックは、マルチソーシングを通じてレジリエンスを強化し、生産ラインにおいていかなる失敗も発生しないよう最善を尽くします。テクノロジーを活用することで、お客様に高度にパーソナライズされた体験を提供し、業務のエンドツーエンドの視点を用いて優れた品質を確保します。

・インテリジェント(Intelligent)–シュナイダーエレクトリックは、デジタル技術を活用した予測や予防、自動化によって、柔軟性の高いリモートで調整されたサプライチェーンを実現します。

・速さと効率(Velocity & Efficiency)–シュナイダーエレクトリックは、地域における強い存在感と、機敏な考え方、および供給パートナーの力を活用します。

STRIVEプログラムは、電化とデジタル化が気候変動との戦いにおいて切り離せないツールであるというシュナイダーエレクトリックのビジョンの一部です。このビジョンにより、シュナイダーエレクトリックは最新のランキングによると2021年のGartnerサプライチェーントップ25で4位に選ばれました。

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