マウンターのメーカー10社・37製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
マウンターとは、はんだ付けの前に電子部品を基板上に配置する装置のことです。表面実装機、チップマウンターとも呼ばれ、ロータリーマウンターとモジュラーマウンターの種類があります。また、機種により高速、中速、低速があります。
表面実装は、プリント基板の穴に実装する方法と比較して省スペースなので、現在ではほとんどの電子部品の実装に採用されている主流の方法です。特別に小ロットな製品は人の手によって実装されることもあります。
マウンターを利用して表面実装されている基板は数多く、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機、各種家電、自動車用基板、飛行機、ロケットなど、電気回路の基板を必要とする箇所のほとんどに見られます。
マウンターによる表面実装の工程は、基板の前処理から始まります。その後マウンターで電子部品を基板上に配置し、リフロー炉ではんだを溶かして表面に実装します。多種の電子部品に対応するため、異形のもの、大型のもの等も可能なマウンターがあります。
マウンターは表面実装による電子部品の実装に使用されるので、マウンターを使用して部品を配置した後ははんだ付けの工程になります。はんだ工程の違いにより、マウンター使用前の前処理が異なります。前処理としてクリームはんだ印刷機を使用してはんだが塗布されるか、ディスペンサを使用して接着剤が塗布される場合が多いです。
基板に前処理が施された後は、配置するチップのような電子部品をまとめて、マウンターの供給装置にセットします。供給装置から自動的に電子部品が送られ、装置のノズルが負圧で電子部品を吸着します。吸着したノズルがそのまま基板の上まで動き、設定した基板上の場所で電子部品を置き、配置することができます。
マウンターはロータリーマウンターとモジュラーマウンターに分けられます。主流は近年小型化が進み便利になったモジュラーマウンターです。ロータリーマウンターは、ロータリーヘッドで電子部品の吸着と搭載を行います。モジュラーマウンターはXYロボット軸でヘッドを動かして吸着、搭載を行います。
参考文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A8%E9%9D%A2%E5%AE%9F%E8%A3%85
https://www.adogawa.co.jp/cat_mounting/4926.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
AI-2500は生産ラインの変更に柔軟に対応できる異形部品挿入可能なマウンタです。
コンパクト設計を採用しているので、複数台の連結が可能で、さらに導入コストを低く抑えられているため、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。
導入後でも、異なる部品に対応させるためのカスタマイズを低コストで行うことができるので、生産ラインの変更にも簡単に対応できます。
AC100Vの電源で可動させることができます。
NXTRはハイエンドモデルのマウンタで、従来機よりも、対応基板サイズの拡大、拡張された部品拡張能、データ処理能力の向上を実現しています。
新開発のセンシング技術により、部品と基板の状態を監視しフィードバックされるので、適正な実装を行うことができ、安定した高品質を実現します。
独自のスマートローダーにより、電子部品の供給や段取替えを全自動で行う事ができるので、オペレータを配置する必要がありません。
自己診断機能により、致命的な機械停止を防ぐことができます。
Z:LEXYSM20Rは幅広い生産体制に柔軟に対応できる汎用性と、世界最速に搭載能力を併せ持った万能型マウンタです。
ヘッドを交換すること無く、超小型チップから、大型部品まで扱えるというコンセプトにより設計され、生産能力を極限まで高めたハイエンドモデルです。
XY軸の高速化と吸着から装着までの動作の見直しにより、約5%の高速化を実現しています。
無停止バレット交換や無停止フィーダー一括交換システムにも対応しているので、装置の稼働率を更に向上させることができます。
AV132は一点0.12秒、基板入れ替え時間2秒の高速挿入を実現した、縦型自走式のマウンタです。
部品切れ検出機能を搭載しており、部品補充のタイミングが事前にわかるので、長時間無停止の運転が可能になります。
部品供給部にコンパクト設計を採用し、従来品に比べて、最大10%専有面積削減を実現しています。
操作盤には液晶タッチパネルが採用されており、誘導式操作によって、誰でも簡単に操作をすることができます。
MY300SXは省スペース設計でより高い生産性を追求したマウンタです。
コンパクトな設計なので設置面積の削減を実現し、同じライン長でより多くのマウンタを設置することができるので、スペース生産性が40%向上しています。
最先端の他院スキャンビジョンシステムを採用し、プログラマブル光源と、高解像度カメラを組み合わせることで0.15mmピッチまでの実装を高精度で行うことができます。
ID管理によって個々の基板を完全にトレースすることができます。
RS-1Rは生産性と汎用性を追求したオールインワンタイプのモジュラーマウンタです。
独自の「匠ヘッド」を採用することで、センタリングする部品の高さに合わせて、認識センサの高さを自動で変更し、ヘッド交換、装置の入れ替え不要で、最高のスループットを実現しています。
業界で初めてノズルにRFIDを搭載し、ノズルの個別管理を行うことができます。
独自のシステム連携により、全工程をコントロール可能で、工場全体を統合可能です。