バーコードリーダーのメーカー33社・440製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
バーコードリーダは、バーコードにより表現した数字や文字を光学的に読み取るための装置であり、ほとんどの製品が赤外線レーザーを用いた光源とその反射光を受光する部分によって構成されています。
バーコードにも複数規格があり、コンビニエンスストアやスーパー、ホームセンターなどの小売店舗では、JANと呼ばれる規格のバーコードを介して、製品の国、メーカおよび商品情報の伝達をします。
また、物流や医療分野ではインターリード2オブ5と呼ばれる小型ラベルやGS1データバーと呼ばれるより多くの情報を記録できるバーコードなどがあります。
これらのバーコードを素早くかつ正確に読み取ることが必要な場面で各種バーコードリーダが使用されることになります。
バーコードの構造は、モノクロラインで構成されたバーコードシンボル部分とその余白にあたるクワイエットゾーンで表現されています。
このモノクロで表現されたバーコードへ、回転させたポリゴンミラーで反射させたレーザー光を照射します。すると、黒い部分では光源を反射せず、白い部分のみ光を反射することになります。
バーコードの端から端まで同様にレーザーを照射し、その結果を受光部で受け取ることにより、モノクロラインの白黒の幅に対応したアナログ波形を取得することができます。
次に取得したアナログ波形をデジタル波形へ変換し、それぞれのデジタル波形に応じた数字情報へデコードすることで情報を数値化することができます。
以上のようにバーコードへレーザーを照射してその反射光を受光することでアナログ波形を取得しているわけですが、一点注意点があり、それはバーコードと直角になるようにレーザーを照射してはいけないということです。
直角にレーザーを照射してしまうと強い正反射光を受光してしまうため、その出力だけが他の乱反射光に対して大きくなり過ぎ、きれいなアナログ波形が得られません。
そのため、多くのバーコードリーダは、バーコードに対して斜入射になるようにセットアップする必要があります。
参考文献
https://www.denso-wave.com/ja/adcd/fundamental/barcode/barcode/index.html
http://www.ainix.co.jp/howto_autoid/equipments/1.html
https://www.keyence.co.jp/ss/products/autoid/codereader/principles_tech.jsp
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
ハンディスキャナHR-100シリーズは、読み取りエリアが広く読み取り速度も速い、ハンディスキャナです。
読み取りエリアは265x195mmという広範囲を誇り、バーコードを簡単にかつ高速に読み取ることができます。
また、度重なる読み取り作業下での作業者の疲労を抑えるため、シンプルな設計を追求した小型軽量化モデルのため、扱いやすいハンディスキャナとなっています。
ワイヤレス化することで、作業中にケーブルの取り回しによる制約を受けないため、作業生産性が向上します。
OPN-3200i無線は、周囲環境の影響が少ない読み取りスピードの速いハンディスキャナです。
パソコンからスマートフォンまで、Bluetoothに対応した多くの機器と接続できるため、モバイル機器で読み取りデータを扱うことができます。
LED表示とブザー音のみではなく、バイブレーション機能もあるため、屋外などの騒音環境下でも安定して作業ができます。
筐体は抗菌仕様を施しており、なおかつアルコールふき取りも可能です。専用の充電器は充電機能のみならず、ハンズフリーの読み取りスタンドとしても活用できます。
F780BT-GVは、無線通信を利用したマルチ通信対応の作業性の高いワイヤレスバーコードリーダーです。
低品質で粗悪なバーコードでも、最新のイメージングテクノロジーによる優れた性能によって安定して読み取ることができます。
Bluetoothを採用し、一度に7台まで通信することができるため、効率的に多量のデータを扱えるだけでなく、読み取ったバーコード情報は本体に一時的に蓄積し、あとでまとめて転送するという便利機能も備えています。
FFTA10AP/BPシリーズは、低価格で接続設定も簡単な初心者向けのバーコードスキャナです。
バーコードを読み込むだけで初期設定ができ、パソコンとの接続はパソコンのUSBキーボードインターフェースへ接続するのみという、初心者でも扱いやすく導入が簡単なのが特長です。
導入しやすい低価格であるものの、一般的なバーコードのみならず、スマートフォンや液晶画面のバーコードもスキャンすることができるため、様々なシチュエーションで使用できるバーコードスキャナです。
MS852BPlusは、ほとんどすべてのバーコード読み取りに対応したコンパクトな高性能ワイヤレス2Dイメージスキャナです。
接続できる機器はスマートフォンからパソコンまであらゆるデバイスにまで及び、なおかつBluetoothもサポートしているため、最大3台のスキャナーを同時接続できます。
最大で100m離れても通信が可能で、一度の充電で25時間使用することができ、継続使用に耐えうる長寿命なトリガースイッチを採用しているため、あらゆるシチュエーションでの使用に対応できます。
ガンタイプ2次元スキャナーPDC-040は、医療現場での使用に適した抗菌タイプの2次元スキャナーです。
明暗など、多様な測定環境において読み取り性能の変わらないレスポンスを保ちながら、360°方向のコードをスキャンすることができます。
医療現場で使われるGS1DataBarに対応し、抗菌素材である上に、読み取り時のブザー消音機能とバイブレーション機能も備えているため、医療現場での使用にも適しています。
標準で5年サポートサービスパックがついているため、機器トラブルなどの万が一の事態でも安心です。
FQ-CRシリーズは、 コードの印字不良やノイズ影響に左右されない画像フィルタ機能を備えつつ、設定はワンタッチで登録できる簡易さも兼ね備えたコードリーダです。
4種類の画像フィルタを組み合わせて適用し、露光時間などの条件を自動的に調整しながらリトライをすることで、様々な不良コードでも読み取ることが可能です。
操作画面は9か国語に簡単に切り替え可能であり、最大8台を同時に接続することができるため、大規模な海外工場でも導入が可能です。
SSHC65Vバーコードタッチスキャナは、タッチ読みも話し読みにも対応したハンディタイプのバーコードリーダで、抗菌SIAAマークも取得しています。
抗菌剤はボディ本体に練りこんでいるため、表面にコーティングを施した一般的な製品と比較して、半永久的に持続します。
わずか85gという軽量設計なので、長時間使用しても疲れませんし、読み取りできるバーコードの種類は一般的なものから医療現場で用いられるGS1-128コードまで幅広く対応しています。
BW-9000は、50cm離れたバーコードも読み取り可能な、様々な業種を対象とした最先端のハンディバーコードリーダです。
ミドルレンジCCDエンジンを搭載しているため、近距離から遠距離まで様々なバーコードに対して優れた読み取り性能を備えています。
小型軽量であるのにもかかわらず、シリコンカバーを装着することにより高負荷の落下試験にも合格しており、本体ボディは抗菌仕様となっているため、小売りから医療現場まで様々な業種での使用を想定したつくりになっています。
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