EV充電器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、EV充電器のメーカー24社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。EV充電器関連企業の2023年10月注目ランキングは1位:株式会社GREEN CHARGE、2位:矢崎総業株式会社、3位:株式会社REXEVとなっています。
EV充電器とは、電気自動車 (EV: Electric Vehicle)・プラグインハイブリッド車 (Plug-in Hybrid EV) を充電する装置です。
電気自動車の普及とともに、家庭・ホテル・病院・商業施設・高速道路・ガソリンスタンドなど、さまざまな場所に設置されるようになりました。EV充電器には、ケーブルを使う有線給電方式とワイヤレスの非接触給電方式があります。
現在は非接触給電方式より充電時間が短い有線給電方式が主流ですが、将来的には利便性の高い非接触給電方式との併用が進むものと予想されます。なお、有線給電方式は、さらに普通充電器と急速充電器に分類できます。
EV充電器は、電気自動車・ハイブリッド車の充電に使われます。現在一般的に普及している有線給電方式には、普通充電器と急速充電器があります。
普通充電器は、主に一般家庭・事業所駐車場・ホテル・病院・商業施設などに設置されています。普通充電器は充電時間の目安が8〜10時間と長いため、自宅やホテルで夜間など自動車を使わない時間帯に完全に充電し、病院・商業施設などの目的地で滞在時間に応じて充電するという使い方をします。
急速充電器は、高速道路・ガソリンスタンドなど短時間の利用者が多く設置スペースに制限が少ない場所に設置されています。急速充電器は30分程度で充電可能であるため、自宅・目的地間往復の経路上で継ぎ足し充電する使い方をします。
有線給電方式の普通充電器には、電圧が100V・200Vの2種類があります。家庭用の単相交流電流 (AC) をそのまま自動車に供給し、自動車側に搭載されている整流回路が直流電流 (DC) に変換してEV電池を充電する仕組みです。
有線給電方式の急速充電器は、三相200V交流電流を急速充電器内のAC/DC変換器で高電圧・大出力の直流電流に変換して、自動車に直流を供給します。急速充電器には主に、日本中心に開発されたCHAdeMO (チャデモ) 、欧米の自動車メーカー中心に開発しているCCS (Combined Charging System) 、Tesla車が独自に開発したTesla Supercharger (テスラスーパーチャージャー) の3種類の充電プロトコルがあります。
非接触給電方式も、現在開発と標準化が進められている方式です。非接触給電方式とは、地面に設置された送電コイルからEV側の受電コイルへワイヤレスで電力を供給するシステムです。
自動車から降りずに自動的に充電できるという利便性、充電器に触れる必要がないため感電のリスクがないという安全性などのメリットがあります。非接触給電方式は大きく分けて、電磁誘導方式と磁界共鳴方式の2種類あります。磁界共鳴方式は長い空間距離を送電できる点や電力伝送効率において、電磁誘導方式よりも優れています。
CHAdeMOプロトコルでは、さまざまなメーカーのEV・急速充電器がマッチするよう、CAN通信規格で車両・充電器間のデータ通信を行い制御します。また、大電流を扱う急速充電器の安全性を確保するため、制御電源を独立にして主電源で発生した異常から充電器全体を保護する機能や主電源側と2次側 (直流側) との間に絶縁トランスを入れることが必須です。
さらに、EV電池の寿命に悪影響を与えないよう、車載ECUがEV電池の残量などの条件によって最適な充電電流値を求めて急速充電器に指示を送り、急速充電器はECUの指示通りに電流を送るというシステムになっています。
CCS車両用インレットは、1つの車両用充電インレットのみでAC充電もDC充電も可能な設計となっています。インレットとは車両内に配置された電源コードの先端についているプラグを指し、レセプタクルとも呼ばれます。
CCSの接続タイプは北米ではSAE J1772 (コネクタタイプ1) 、欧州ではIEC 62196 (コネクタタイプ2) で標準化されています。通信は電力線を用いた通信ではなく、PWM信号に重畳する方式です。充電シーケンスはEV側が要求を送信し、充電スポットが応答を返す形で通信します。
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株式会社椿本チエイン 株式会社GREEN CHARGE Eneliver株式会社 株式会社トラストコンポーネンツ*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社GREEN CHARGE |
27.5%
|
2 | 矢崎総業株式会社 |
7.6%
|
3 | 株式会社REXEV |
6.9%
|
4 | パナソニック株式会社 |
6.2%
|
5 | 株式会社ダイヘン |
5.7%
|
6 | 株式会社豊田自動織機 |
4.8%
|
7 | ニチコン株式会社 |
4.2%
|
8 | 株式会社椿本チエイン |
3.9%
|
9 | 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション |
3.2%
|
10 | 新電元工業株式会社 |
3.2%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年10月のEV充電器ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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2023年9月26日
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