酸化アンチモンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、酸化アンチモンのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
酸化アンチモンとは、アンチモンの酸化物の総称です。
酸化アンチモンの中で最も利用されているのは、酸化アンチモン (Ⅲ) です。酸化アンチモン (Ⅲ) は、難燃剤として合成樹脂やゴム、繊維等に使用されています。プラスチック等の合成樹脂においては、樹脂の特性を損なわないよう少ない添加量で難燃性を発揮させるためにハロゲン化合物と併用し用いられています。
また、ガラスに添加することで透明性が上がることからガラスの清澄剤としても使用されています。他にも、酸化アンチモン (Ⅲ) は、白色の顔料や重合触媒などに用いられています。
酸化アンチモンは、以下の3種類の化合物が知られています。
酸化アンチモン (Ⅲ) 、三酸化アンチモン、三酸化二アンチモンと呼ばれる化学式Sb2O3 (CAS番号: 1309-64-4) で表される化合物です。労働安全衛生法では、名称等を表示すべき危険物及び有害物、名称等を通知すべき危険物及び有害物に該当します。
労働基準法では、疾病化学物質に該当します。化学物質管理促進法 (PRTR法) では、第1種指定化学物質に該当します。毒物及び劇物取締法では、劇物に該当しますが、消防法には非該当です。
酸化アンチモン (Ⅴ) 、五酸化二アンチモン、五酸化アンチモン、無水アンチモン酸、酸化第二アンチモンと呼ばれる化学式Sb2O5 (CAS番号: 1314-60-9) で表される化合物です。労働安全衛生法では、名称等を表示すべき危険物及び有害物、名称等を通知すべき危険物及び有害物に該当し、労働基準法では、疾病化学物質に該当します。化学物質管理促進法 (PRTR法) では、第1種指定化学物質に該当します。毒物及び劇物取締法、消防法には、非該当です。
酸化アンチモン (Ⅳ) 、四酸化二アンチモン、四酸化アンチモンと呼ばれる化学式Sb2O4 (CAS番号:1332-81-6) で表される化合物です。労働安全衛生法では、名称通知対象物質に該当し、労働基準法では、疾病化学物質に該当します。化学物質管理促進法 (PRTR法) では、第一種指定化学物質に該当します。毒物及び劇物取締法では、劇物に該当しますが、消防法では非該当です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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