ジニトロベンゼンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ジニトロベンゼンのメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
ジニトロベンゼンは、芳香族ニトロ化合物の一つです。ニトロ基の位置により、o(オルト)、m(メタ)、p(パラ)の3種類の異性体があります。それぞれの融点ならびに沸点は異なるとともに、いずれも常温では白色に近い淡黄色固体です。ジニトロベンゼンは、硝酸と硫酸の混合酸でベンゼンまたはニトロベンゼンをニトロ化することで得られます。
ジニトロベンゼンは可燃性の物質です。粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性があるとともに、加熱により空気がなくても爆発することがあります。また、燃焼すると、有毒なガスや窒素酸化物などを生成します。
工業的には、容易に合成可能なm-ジニトロベンゼンが、染料中間体として主に用いられています。m-ジニトロベンゼンを硫化ナトリウムなどで部分還元することによりm-ニトロアニリンが、鉄-塩酸で還元することによりm-フェニレンジアミンが得られます。
m-フェニレンジアミンは、アゾ系の塩基性染料、ならびに媒染染料や直接染料、酸性染料の中間体として用いられています。加えてイオン交換樹脂の原料や現像液などの写真製品にも使用されています。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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