フォトICについての概要、用途、原理などをご説明します。また、フォトICのメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。フォトIC関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:YITOAマイクロテクノロジー株式会社、2位:マイクロシグナル株式会社、3位:エルスター電機株式会社となっています。
フォトICとは、受光素子を用いた光デバイスです。受光部と信号処理回路を1つのパッケージに組み込んだデバイスで、製品ごとに様々な機能があります。
フォトICは構造によりモノシリックタイプとハイブリッドタイプに分けられrます。モノシリックタイプは受光部と信号処理回路が同一チップ上に形成されているタイプで、受光部と信号処理間の配線がなくノイズに強いという特徴を持っています。ハイブリッドタイプは、受光部と信号処理回路が別チップで形成され1つのパッケージ内に収めたものです。ハイブリッドタイプは受光部の形状や分好感度特性などの変更が容易な利点があります。
フォトICは、光を用いた検知をするために使用され、用途は様々です。
照度を検知するための照度センサとして用いられるフォトICや、プラスチック光ファイバを用いた光ファイバ通信などに用いられる光リンク用の送信/受信フォトIC、移動量や回転角を検知するためのエンコーダモジュールのフォトIC、色を検知するためのRGB成分を出力するカラーセンサとしてのフォトIC、光によって物体検出を行うための光電スイッチ用の光変調型フォトICなど、用途は様々です。
照度センサーとして用いられるフォトICダイオードは、光を受光し電流を発生するフォトダイオードとその電流を増幅する回路からなります。光起電力効果を用いています。光起電力効果とは光を照射すると起電力が発生する現象です。またフォトICダイオードとは異なり、出力が周波数で得られるフォトICもあります。内部にフォトICと電流―周波数変換回路を持っています。特徴として広いダイナミックレンジを持っています。
フォトダイオードの代表的な特性として、V-I特性、分光感度などがあります。
フォトダイオードのV-I特性とは、暗状態では通常のpn接合ダイオードと同様の特性を持っていますが、フォトダイオードに光が受光するとV-I特性が下方にシフトします。このときに流れる逆電流が、検出に用いる光電流になります。
また分光感度とは、光の波長に対してどのような感度を持つかを示しています。フォトダイオードは波長に対して出力が異なり、製品によって様々な分好感度を持ちます。
参考文献
https://www.hamamatsu.com/resources/pdf/ssd/04_handbook.pdf
https://www.kodenshi.co.jp/top/seminar/vol_02/
https://techweb.rohm.co.jp/iot/tech-info/keypoint/3854
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト5
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | YITOAマイクロテクノロジー株式会社 | 46.2% |
2 | マイクロシグナル株式会社 | 15.4% |
3 | エルスター電機株式会社 | 15.4% |
4 | 浜松ホトニクス株式会社 | 15.4% |
5 | レイトロン株式会社 | 7.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月のフォトICページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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