応力解析ソフトウェアについての概要、用途、原理などをご説明します。また、応力解析ソフトウェアのメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。応力解析ソフトウェア関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:日本イーエスアイ株式会社、2位:SCSK株式会社、3位:オートデスク株式会社となっています。
応力とは物体内部にかかる力です。つまり、応力解析ソフトウェアとは、物体内部にかかる力をシミュレーションし、様々な解析をするソフトウェアのことを指します。
物体にかかる力は、私たちの目で見ることができません。例えばにんじんの両端を両手で持って中央に力が集中するように折り曲げる動作をしてみましょう。
にんじんの中心に力がかかっていることはわかりますが、それを目で見ることはできません。そのまま力を大きくすると中心付近でにんじんが折れてしまいます。
にんじんだと折れても問題ありませんが、これが橋などの構造物だと大問題です。急に折れてしまうと大事故を引き起こします。
このような事態を避けるために、応力解析ソフトウェアを使って物体にどのような力がかかるのか検証する必要があるのです。
応力解析ソフトウェアは、主に構造物の強度を評価検証するために用いられます。
例えば機械の設計段階で、構造物に加わる力をシミュレーションし、それが実用に耐えうるレベルなのかを評価します。もし問題があった場合は、機械の構造や材質を見直し、より高強度に設計し直します。
応力解析ソフトウェアがなかった時代には、設計した機械を実際に製作し、実験的手法を用いて応力解析を行なっていました。しかし、毎回実験的手法で応力解析をしていては時間や費用が膨むことが課題となっていました。
応力解析ソフトウェアを活用することは、このような課題を解決することにつながります。
応力解析ソフトウェアの基本的な原理は、有限要素法(FEM:Finite Element Method)から成ります。
有限要素法とは「微分方程式を近似的に解くための数学的手法」のことを表します。
コンピュータ上で解析をする場合、その性質を数式で表す必要があります(これをモデル化といいます)。一方で、世の中のあらゆる物体は複雑な構造・性質を持っています。このような複雑な物体を数式で表すことは容易ではありません。
そこで複雑な構造や性質を持つ物体を近似的にモデル化する手法が必要となるのです。
有限要素法では、まず複雑な構造・性質を持つ物体を細かく分割します。そうすることで分割された細かい領域のひとつであれば比較的簡単な数式で表せるようになります。このように分割された各微小領域を数式で表し、それらをつなぎ合わせることで物体全体の性質を近似します。
このように元々ひとつの複雑な物体を、複数の微小領域の複合体と捉え、各微小領域の振る舞いをモデル化し、それを合算することで物体の振る舞いとして予測する手法が有限要素法なのです。
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
応力解析ソフトウェアのカタログ一覧はこちら企業
ムラタソフトウェア株式会社 株式会社フジ*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト4
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本イーエスアイ株式会社 | 25% |
2 | SCSK株式会社 | 25% |
3 | オートデスク株式会社 | 25% |
4 | 富士通株式会社 | 25% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月の応力解析ソフトウェアページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている応力解析ソフトウェアが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。