電力量モニタについての概要、用途、原理などをご説明します。また、電力量モニタのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。電力量モニタ関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:渡辺電機工業株式会社、2位:協栄産業株式会社、3位:株式会社エフ・エー・テクノとなっています。
電力量モニタは、消費電力の削減による省エネ効果を高めるために、使用する機器などの消費電力をリアルタイムで計測する装置です。
一定時間ごと(分単位から1ヶ月単位まで)に計測値を本体のメモリに保存したり、ネットワーク通信によって計測値を転送したりする機能を有します。
目的に合わせて計測値を解析することで、システム全体における電力使用状況を見直すことができます。
その他にも過電流や不足電流まで検知し、一定のしきい値に達した場合には警報を出力する多機能の電力量モニタもあります。
近年、省エネ実現のために電力使用量の削減が求められていることから、電力量モニタの役割はますます重要になっています。
装置自体も小型で簡便に使用でき、データログ機能も充実したものが多いことから、省エネ効果を高めたい多くの場面で利用されています。
例えば、工場やビル、事業所、学校、大型店舗で省エネの推進を目指す場合、電力量モニタにより電力使用量の最適化を図ることは有効です。
改正省エネ法が施行に伴い、電力量モニタの導入はより一層進みつつあります。
まず電力量モニタの電力測定の仕組みについて説明します。
代表的な手法としてトランスの原理を使用したもの(カレントトランス)があります。
通常、トランスは一次側コイルと二次側コイルからなり、それぞれの巻き数に応じて電流を変換します。
一方でカレントトランスは一次コイルの代わりに電線を鉄心の中に通したものです。
これは一次コイルの巻き数が1のトランスとみなすことができます。
上記の方法で電線に流れた電流を二次コイルに生じる電流によって検出します。
電力量モニタでは、カレントトランスによって検出した電流・電圧を内蔵した演算器によって電力値へと変換します。
さらに電力値を一定時間積算することで電力量を導出し、表示器や通信器などを通じて外部へと出力します。
上記の原理により動作する電力量モニタは、必要な現場へと持ち運びできる「可搬タイプ」と、配電盤や発電機などの組込み用機器として使用する「常時設置タイプ」に分けれられています。
参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/2646/
https://www.yokogawa.co.jp/solutions/products-platforms/components/power-monitors/pr720
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/powermonitor_tg_j_1_2.pdf
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電力量モニタのカタログ一覧はこちら企業
グリッドリンク株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト9
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 渡辺電機工業株式会社 | 15.4% |
2 | 協栄産業株式会社 | 12.3% |
3 | 株式会社エフ・エー・テクノ | 12.3% |
4 | 株式会社日立産機システム | 12.3% |
5 | 井上株式会社 | 10.8% |
6 | 三菱電機株式会社 | 10.8% |
7 | 株式会社特電 | 9.2% |
8 | シャープ株式会社 | 9.2% |
9 | オムロン株式会社 | 7.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月の電力量モニタページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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