デリバリーホースのメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
デリバリーホース(Delivery hose)はゴムや合成樹脂のホースの中にワイヤー鋼線やポリエステル糸などの補強材を持つホースのことです。
曲げやすく、軽量で切断や取付けが容易なので配管工事作業で使われています。
内径20mm~300mm、肉厚2mm~16mmの広いバリエーションがあるので、流量、流速、許容圧力、周囲環境、設置条件、曲げ半径などを考慮し、ホースの材質、補強材、寸法などを選びます。
デリバリーホースは木工、食品(食品加工機械・設備・食品充填機)、輸送、土木、水道、農業園芸、半導体、医薬、バイオ、自動車、理化学研究まで様々な
分野で使用されています。
使用例は以下の通りです。
一般デリバリーホースは内外面平滑でPVC材質のものが使われます。PVCは使用温度範囲 -10℃~50℃で水、泥水、スラリー、空気、粉体(木粉)、粒体(塵)などの流体に
使用されています。 柔軟性を持ち、軟質部が透明ですので、輸送物の確認ができるのがメリットです。
中にはより厚肉で耐圧性に優れたものや、外面が凹凸で柔軟性に優れたもの、補強繊維入りで耐圧性能をより強化したものもあります。
耐圧性に優れて、-0.1~1.0MPa許容圧力を持つ、内、外面共耐摩性、耐候性ゴムを使用したデリバリーサクションホースの使用温度範囲は、-20℃〜60℃で
土木建設工事、鉱山等の排水用、送水用に使われます。
耐熱、耐寒性に優れて広い温度条件での使用が可能なシリコーンゴム材質は無毒で食品衛生法適合、FDA(米国食品医薬品局)登録品なので安心して、
飲料、飲用水、食品、飲料(油脂含む)、薬品などの分野で使用できます。
補強材としてよく使われる材質はポリエステル糸です。シリコーンゴム材質に ポリエステル糸を補強材として使うと -30℃~150℃の温度条件で使用が可能になります。
参考文献
https://www.kurarayplastics.co.jp/product/detail.php?id=10004
http://www.totaku.co.jp/product/pdf/hose_guide.pdf
https://kanaflex.co.jp/i-materials_category/suction/
社員数の規模
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