ショックリレーのメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ショックリレーとは、電気的な過負荷から電子機器を保護するための安全装置です。
設定した電流値を超えると、リレー接点から信号が出力されます。
機械に過負荷がかかった場合、リレー接点からの信号により、装置が緊急停止します。
物的あるいは人的な事故を防ぐ上でショックリレーは重要な役割を担います。
ショックガードのように機械的に停止する場合と比べて、電気的に停止するもので、大掛かりの装置改造が要らないという特徴があります。
ショックリレーは、過負荷による事故を防ぐための装置として、産業分野における様々な場面で使用されます。
例えば、製造ラインにおいて、ベルトコンベアに異物がはさみこまれると、大きな抵抗となるため、コンベアの故障につながりかねません。
このときコンベアにつながる回路にはコンベアを動かそうと過電流が流れることになります。
これを防ぐために、ショックリレーはこのような過電流をただちに検出し、コンベアを停止させることができます。
ショックリレーにより、回路に流れる過電流を検出することができ、装置などを停止し、事故を防ぐことができます。
一般的なショックリレーでは、過電流の値を数Aから数百A(アンペア)まで設定することができます。
また、過負荷(ショック)が加わる時間が短時間な場合には装置を停止させたくない場合もあり、その場合、数秒~数十秒のようにショックタイムを設定することができます。
既存の装置に対しても、回路の中に容易に組み込むことができます。
屋外であっても制御盤の内部に収納しておくことで問題なく使用することができます。
同様の装置として、サーマルリレーと呼ばれる保護装置もありますが、ショックリレーとは異なります。
サーマルリレーではモータの燃焼から保護します。
長時間、過電流が流れるとモータに過負荷がかかるため発熱し、これを防ぐためのものです。
ショックリレーと比べて動作するまでの時間が長く、短時間のパルス負荷がかかった場合には適しません。
参考文献
https://www.tsubakimoto.jp/power-transmission/electrical-controllers/electrical/shock-relay/
https://www.mekasys.jp/series/detail/id/RS_0261
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