みのむしクリップのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
みのむしクリップとは接点がわにの口のように挟み込む構造になっており、端子や接点を挟んで簡単に接続するためのツール。接点がむき出しになっておらず、塩化ビニルなどの絶縁体のカバーで覆われている様がみのむしに似ているためみのむしクリップと呼ばれる。主に弱電用で回線のテストや一時的な接続によく使用される。
弱電用にプラス回線用の赤、マイナス回線用の黒の他、黄色の絶縁体のものなども販売されている。リード線が付属していない端子のみの場合は、リード線をはんだ付けして使用する。
一般に弱電回路での回線テストや一時的な接続のために端子や接点を挟んで接続するためのテストリード。似た形状のものにワニ口クリップがあるが、こちらはもう少し接点が大きく、流せる電流量も大きい。弱電では通常プラス用に赤、マイナス用に黒のケーブルを使用する。他に緑、白、青、黄色などが販売されており、必要により使い分ける。接続する機器に合わせ、片側がみのむしクリップ、反対側がバナナプラグの変換ケーブルも販売されている。
わにの口のように開く接続端子で端子や接点を挟むことで回路を接続する。この接続端子がむき出しだとショートの恐れがあるため塩ビなどの絶縁体に包まれている形状からみのむしクリップと呼ばれる。主に弱電用であり、使用時には対応アンペアに注意する。端子や接点を挟み込んで固定できる形状のため、テスト中手で端子を固定しておく必要性がないため長時間の計測にも向く。
本来は端子部分の形状からついた名前で端子にリード線を自分ではんだ付けして使用するものだが、現在はあらかじめリード線が付属したものや両端の端子形状が異なるもの(一端がみのむしクリップ、他端がバナナプラグ)などの変換プラグも流通している。この形状の場合、例えばパルス発生装置で得た電気信号(バナナプラグで装置側より受電)をみのむしクリップで挟んだ針電極で生体細胞に流すなどの操作にも使用可能。
弱電では一般に赤がプラス(ホット)、黒がマイナス側のケーブルとして使用される。
リード線を接続して両側みのむしクリップワイヤーを作る手順は以下のとおりです。
1.購入したクリップからビニールを外します。
2.リード線の先端を剥いて1.でビニールから外したクリップの後部の穴に向いた先端をとおします。
3.リード線の先端とワニ口の穴を半田で接続します。
4.クリップにビニールを戻します。
リード線の両側に1~4と同様の処理をすると両側みのむしクリップワイヤーの完成です。
参考文献
https://kenshoku-bank.com/column/1584/
https://www.monotaro.com/s/pages/readingseries/testerkiso_0202/
http://fs-machining-and-experimentroom.blogspot.com/2015/03/blog-post_15.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社