基板用スイッチについての概要、用途、原理などをご説明します。また、基板用スイッチのメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。基板用スイッチ関連企業の2023年11月注目ランキングは1位:ミヤマ電器株式会社、2位:シンデン株式会社、3位:アルプスアルパイン株式会社となっています。
基板用スイッチとはプリント基板に実装可能な押しボタンスイッチもしくはディップスイッチのことです。
基板用スイッチとは、人の操作によりスイッチの接点をONしたりOFFするタイプのスイッチと言うことができます。
基板用スイッチには自動復帰型と保持型があります。前者は、ボタンを押し込むと、押し込んでいる間のみスイッチがON(またはOFF)し、指を離した瞬間に同時にスイッチがOFF(またはON)するタイプのスイッチです。
後者は、ボタンを操作したりスライドさせたりすることによりスイッチを一度、操作するとON(またはOFF)となり、以降スイッチから指を外してもスイッチはON(またはOFF)し続けるタイプのスイッチです。
自動復帰型のスイッチを使うか、保持型のスイッチを使うかはその用途に応じて使い分けます。
自動復帰型を使う場合は、スイッチの状態を瞬間的に検出して、機器の制御につなげることできるような受け側の対応が必要です。スイッチからの指示に基づきその内容を瞬時に把握し、機器内部の制御を行うことが可能なシステムコントローラでスイッチの状態を監視できるような場合には自動復帰型が使われます。
保持型を使う場合は、前述のような受け側の対応は不要です。常にスイッチは同じ状態を保持していますので、受け側ではスイッチの状態に従いながら、常に機器の制御を行えばよいからです。
a接点、b接点、更にc接点といわれるタイプが基板用スイッチにはあります。
a接点とは、ボタンから指を離している状態でスイッチがOFFとなり、ボタンを押し込むことによりスイッチがONとなる接点のことです。つまり、ボタンから指を離している状態では、スイッチは解放状態となり、回路上にスイッチが配置された場合には、電流が流れない状態です。ひとたびボタンを押し込んでスイッチをONにするとスイッチの接点間が閉じて電流が流れ出します。
a接点は、「通常時は解放」という意味でNO(Normal Open)接点とも言います。
b接点はその逆で、ボタンから指を離している状態でスイッチがONとなり、ボタンを押し込むことによりスイッチがOFFとなる接点のことです。
b接点は、「通常時は導通」という意味でNC(Normal Close)接点とも言います。
更にc接点はa接点とb接点の組み合わせから構成されています。仮に接点としてa、b、COMという3つの接点を考えます。この接点は、ボタンを押していない場合には、a接点とCOM接点が電気的につながっています。指でスイッチを操作して押し込むことによりa接点とCOM接点は非導通となり、今度はCOM接点とb接点が導通します。COM端子に流れこんできた電流をa接点側に流し込むか、b接点側に流し込むかを切り替える役割を担います。これがc接点です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2023年11月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | ミヤマ電器株式会社 |
14.4%
|
2 | シンデン株式会社 |
13.5%
|
3 | アルプスアルパイン株式会社 |
13.5%
|
4 | パナソニック株式会社 |
9.6%
|
5 | オータックス株式会社 |
9.6%
|
6 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 |
9.6%
|
7 | NKKスイッチズ株式会社 |
7.7%
|
8 | 金井電器産業株式会社 |
6.7%
|
9 | ウルトエレクトロニクスジャパン株式会社 |
5.8%
|
10 | 日研機器株式会社 |
4.8%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年11月の基板用スイッチページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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