盤用クーラーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、盤用クーラーのメーカー14社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。盤用クーラー関連企業の2023年5月注目ランキングは1位:大和電業株式会社、2位:株式会社アピステ、3位:株式会社静岡制御となっています。
盤用クーラーとは、産業用制御盤内部を冷却するための機械装置のことです。
産業用制御盤は、内部にインバータやマグネットスイッチ等の発熱する装置が収納されています。制御機器が少なかったり、簡単な制御盤の場合には自然放熱だけで冷却することが可能です。インバータ等の発熱機器が多くなってくると、自然放熱では間に合わず、制御盤内部温度が上昇し、重要な電子部品を故障させてしまう恐れがあります。盤用クーラーは、制御盤内部を冷却し、電子部品の故障を未然に防ぐために使用されます。
盤用クーラーの使用用途は、産業用制御盤を冷却する事です。
産業用制御盤は高圧ガス製造設備や危険物製造設備の制御や電源供給を目的とすることも多くあります。そういった制御盤は故障等によって爆発事故や火災に直結するため、殊更高い信頼性を求められます。
産業用制御盤に多く用いられるプログラマブルコントローラは使用温度が0~40℃程度と定められています。それ以上の温度となると信頼性を担保できなくなるため、盤用クーラーなどで温度を一定に保ちます。
盤用クーラーの原理としては、主に3種類があります。冷却ファンタイプ、熱交換器タイプ、クーラータイプです。
冷却ファン型は、制御盤に給気口をあけ、冷却ファンを用いて外気導入することで冷却する方式です。最も安価で冷却性能にも優れ、産業機器に広く用いられます。欠点としては、外気を導入するため、盤内に粉塵等を招く恐れがある事です。粉塵を防止するために、給気口にはフィルタが取り付けられますが、定期洗浄や交換を要します。
熱交換器タイプは、熱交換器と内気ファン、外気ファンに分かれます。内気ファンが制御盤内部の空気を循環させ、外気ファンで内気と外気を熱交換することで制御盤内を冷やします。熱交換器が必要となり、冷却ファンタイプに比べて高価な上冷却能力も劣ります。その反面、外気を導入しないため、保守が比較的容易です。
クーラータイプは、家庭用エアコン同様に冷媒と圧縮機を持つ盤用クーラーです。仕組みは熱交換器タイプと似ていますが、冷媒を圧縮開放することで、さらに冷却能力を高めています。ただし、上記2種に比べ圧倒的に高価で保守点検も専門知識が必要となります。また、冷媒にフロンを使用した場合、第1種特定製品として扱われ、3ヶ月毎の簡易点検を法令で義務付けられます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年5月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 大和電業株式会社 |
11.5%
|
2 | 株式会社アピステ |
11.5%
|
3 | 株式会社静岡制御 |
11.5%
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4 | 株式会社マルカ |
11.5%
|
5 | 株式会社エフ・エー・テクノ |
7.7%
|
6 | 株式会社IBS |
7.7%
|
7 | オーム電機株式会社 |
7.7%
|
8 | 株式会社光伸舎 |
7.7%
|
9 | 株式会社セフティデンキ |
7.7%
|
10 | ミクニ電機株式会社 |
7.7%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年5月の盤用クーラーページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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