除塵装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、除塵装置のメーカー28社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。除塵装置関連企業の2023年11月注目ランキングは1位:集塵装置株式会社、2位:大同機工株式会社、3位:株式会社大原鉄工所となっています。
除塵装置とは、水から藻類や小魚をはじめとする塵芥を取り除き、清浄な水を供給するための装置です。主に発電所や用水路などで利用されています。
除塵装置として使用するには、ただ塵芥を除去するだけでなく、その除去した塵芥を搬送したり一次的に貯留したり、水分を分離したりする機能まで求められます。そのため、それぞれの機能を備えたスクリーン、除塵機、搬送装置、貯留装置、制御機器といった複数の設備で構成されています。
除塵装置は、塵芥が含まれていない清浄な水を供給するための装置です。代表的な導入事例としては、火力発電所や原子力発電所が挙げられます。
火力発電所や原子力発電所では、大量の冷却水が必要です。この冷却水として海水が利用されていますが、海水にはクラゲや海藻、小魚といった多種多様な塵芥が含まれており、そのままでは冷却水に使用できません。そこで発電所の取水口に除塵装置を設置することで、これらの塵芥を除去しているのです。
除塵装置はスクリーンで水中の塵芥を捕捉し、それを除塵機で掻き揚げて取り除きます。除塵機はレーキ型とネット型に大別されます。
レーキ型除塵機の種類は、1つの箇所に固定する定置式と、台車に積載して移動できるようにした移動式の2つです。移動式はコスト面で秀でていますが、移動の時間がかかるため、除塵能力においては定置式が勝ります。
レーキの降下方式によって、回転式と往復式に分類することができます。回転式は、レーキがスクリーンの上流または下流側を降下した後、反対側を上昇する方式です。上昇の際に、スクリーンで捕捉した塵芥を掻き揚げているのです。
往復式では、レーキがスクリーン前面もしくは前方を降下した後、スクリーン面に沿って上昇します。往復式の駆動には、装置の規模が大きい場合はワイヤロープ、規模が小さい場合にはチェーンラックなどが用いられます。
ネット型除塵機は、デュアルフロー式とストレートフロー式が主要なタイプです。ネットの洗浄および除塵を行う際、ストレートフロー式では下流側に塵芥が流出する危険がありますが、デュアルフロー式では流出しにくいといった違いがあります。
参考文献
http://www.kakoki.co.jp/products/m-019/index.html
https://www.ubemachinery.co.jp/totalservice/dustclean/products/rotary-bs.html
https://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/sutomane/pdf/jyojin.pdf
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年11月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 集塵装置株式会社 |
9.5%
|
2 | 大同機工株式会社 |
8.3%
|
3 | 株式会社大原鉄工所 |
6.0%
|
4 | 株式会社旭機械製作所 |
6.0%
|
5 | 前澤工業株式会社 |
4.8%
|
6 | 株式会社中尾鉄工所 |
4.8%
|
7 | 日東工器株式会社 |
4.8%
|
8 | 株式会社斉藤鐵工所 |
4.8%
|
9 | 日本原料株式会社 |
4.8%
|
10 | 日本スピンドル製造株式会社 |
3.6%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年11月の除塵装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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