ギヤポンプのメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ギヤポンプはケーシングと2つの歯車によって構成されています。歯車の回転により2つの歯車がかみ合うことで吐出を行うポンプです。
ギヤポンプは容積式ポンプと呼ばれ、一定空間内に存在する液にエネルギーを加えて吐出する機構になっています。非容積式ポンプである渦巻ポンプと違い、圧力上昇に伴う吐出量の変化が少なく定量性の良いことが特徴です。またインバーター等を用いてポンプの回転速度を変化させることにより吐出量のコントロールをすることができます。
ポンプの特徴から、定量的に送液したいときや高粘度液を送液したいときに用いられることが多いです。
歯車とケーシング以外で触れるところが少なく分解が比較的容易であることから食品業界や薬品業界のサニタリー分野でも用いられています。もちろん化学業界と幅広い分野で用いられています。更にある程度の固形物含有液にも使用することができます。
送液する液の種類としては、油、樹脂、塗料、接着剤、溶剤など幅広い液種を送液することができます。
ケーシングの中にぴったり収まるように2つの歯車が収められています。ギヤポンプの歯車構成は複数ありますが、今回はケーシング内に上下2つの歯車が収められている外転式ギヤポンプとギヤとピニオンを組み合わせた内転式ギヤポンプを説明します。
まず外転式ギヤポンプです。まず上下の歯車がそれぞれ内側に引き込むように回転を行います。中央で歯車がかみ合い、そこから開くタイミングで負圧が生じて液を吸い込みます。液自体は歯車の外側を通る仕組みになっています。
次に内転式ギヤポンプです。ケーシングの吸引側でギヤとピニオンのかみ合いが離れた時、負圧が発生します。負圧により液体を吸い込みます。ケーシング内には三日月部分が存在しています。ギヤとピニオンは偏心していることから、三日月部分を通る際にギヤとピニオンは接触から離れる状態となります。出口側にてギヤとピニオンの歯が完全にかみ合うタイミングとなります。そのタイミングで完全にシールされた状態となり今度は加圧状態となって液が送り出されます。
参考文献
http://gearpump.co.jp/gearpump/index.html
http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a1a.html
https://m-and-k.com/service/gearpump/
http://daidopmp.co.jp/products/
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