工具研削盤のメーカー13社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
一定量の切削に使用し切れ味が悪くなった、ドリルやエンドミル、フライスカッターやホブカッターなどの切削工具に、再研磨を施す機械を工具研削盤といいます。
研削する工具の種類によって各種研削盤があり、それぞれ専用機的な使い方をします。
ドリル研磨機、カッター研削盤、ホブ研削盤などがあります。
多くの種類の工具が研磨できる、万能工具研削盤というものもあります。
こちらは、さまざまな附属装置を備えることで多種の工具に対応しています。
汎用的な使い方をする、万能工具研削盤では、複雑形状をしたエンドミルなどは、再研磨ができない場合もあります。
また、手動で研削をおこなうため熟練を要します。
現在では、数値制御によって多軸を制御するCNC工具研削盤によって、複雑な形状の工具の自動研削をおこなうことができます。
適切な検索条件と砥石を選定することで、安定した研削をおこなうことができます。
砥石軸を自在に旋回させることによって、さまざまな工具を1回の把持で研削することができるため、高品位に仕上げることができます。
エンドミル、フライス、リーマ、タップなど、一般的な形状の工具に関しては、複雑なプログラムを組んでセットアップする必要がなく、手動で研削をおこなうことができるため、万能工具研削盤で手早く研削することができます。
しかし、多数の複雑な形状の工具を安定して研削するには、CNC工具研削盤が優位になります。
万能工具研削盤の場合、2軸もしくは3軸を手動で同時に操作する必要があるため熟練を要します。
そこで、1軸のみNC制御させことによって研削作業を簡易化した、簡易NC工具研削盤もあります。
エンドミル外周の逃げ面やすくい面のスパイラル形状やボールエンドミルRすくい面や逃げ面のスパイラル形状など、主軸のみをNC化することによって熟練を要すことなく研削することができます。
特定の工具を研削する場合は、専用の工具研削盤が必要になります。
ホブ研削盤は、ホブのすくい面を研削します。
その他、正面フライス、超硬バイト研削盤などがあります。
参考文献
https://www.makinoseiki.co.jp/product/01_mg30.html
https://www.kensakuban.net/each_kind/tool.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社