デジタル圧力スイッチのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
デジタル圧力スイッチとは、圧力が一定レベルに達しいていることの確認などを、電気的な信号によって出力することができる機器です。
主な構造としては、空気圧や油圧、クーラントの圧力などを、ダイヤフラムを介して、感圧素子で計測することによって電気信号に変換し出力します。
デジタル圧力スイッチより出力された電気信号を、PLCなどの制御機器やリレー回路等に落とし込みます。
それによって、インターロック回路を作成し、装置の動作条件に組み込む使い方をします。
気体の場合、使用目的によってデジタル圧力スイッチの圧力レンジが異なります。
真空状態をつくりだして、吸着パットにて吸い付けるシステムをつくる場合、パットの近くに圧力スイッチをセットすることで、真空の状態や吸着確認をおこないます。
そのほか、ワークの着座確認や元圧確認、空気も漏れを検知するリーク試験、クーラント液の圧力管理やフィルタの目詰まりによる圧力の上昇などを監視することができます。
大気圧を基準とするものや任意の圧力を基準とするものがあります。
大気圧を基準とする場合には、真空状態は負圧となり、圧縮気体の場合は正圧となります。
デジタル圧力スイッチは、センサ・アンプ一体型と分離型があります。
一体型は、センシング部と表示部が一つとなっており、そこにアンプ機能も内蔵しています。
分離型の場合、センシング部と表示部が分離しており、センシング部を必要な場所に設置し、アンプとなる表示部を、制御盤や操作盤など、離れた場所に設置することができます。
表示部は、7セグメントのLED表示のタイプが一般的です。
出力の仕方としては、一定レベルに達した場合や管理幅に入った場合に出力するタイプと圧力値をアナログ信号に変換して出力するタイプがあります。
前者の出力仕様は、NPNやPNP出力で出力します。
こちらは、電気信号の受け側である、PLCの仕様にあわせて選定します。
通常OFFしていて、圧力値が一定レベルにたっするとONするノーマルオープンと、その逆のノーマルクローズがあります。
アナログ出力の場合は、検出した圧力レベルを、4-20mAや1-5Vなどアナログ信号変換して出力します。
その他、流体の種類や、可燃性や腐食性など気体の性質によって機器を選定する必要があります。
参考文献
www.smcworld.com/products/subject/ja-jp/chemi/gas/chemi_gas_pswitch.html
products.naganokeiki.co.jp/product/2/3/10/
https://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/35/28/index.html
atsuryoku.keyence.co.jp/?_ga=2.92755993.583675076.1608303575-1061691016.1521041228
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