自動搬送装置のメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
自動搬送装置は工程間の搬送を自動で行うための機器です。組立機械や加工機械の間に設けることで工程間切り替えを自動で行います。センサーで位置を設定してここまで移動させると設定させるものから、画像認識を行って搬送先を自動で判断して搬送する機器など様々存在します。
自動搬送装置の中に搬送ロボットという産業用ロボットがあります。機構に応じて様々な種類が存在します。単純用途に適しているスライダー、EMS用途で有効であるスカラロボット、工場内を自由に動き回ることができる自律ロボットです。
自動搬送装置の中で搬送ロボットは産業用ロボットに該当します。スライダーは前後の2方向(1軸)しか移動できない特徴があります。スカラロボットは水平移動に特化した多関節式のロボットです。コンベアから搬送されてきたワークをつかんで横のコンベアに移動させたり、容器の中に入れたりといった役割があります。
自律ロボットは工場内の離れた場所にワークを移動させることに特化しています。このようなロボットはAGVと呼ばれ、自動運転車両のようなイメージになります。
一般的な搬送ロボットは6軸の構成となっています。産業用ロボットは動作を行い作業するマニピュレータ、マニピュレータを動かして制御するコントローラ、マニピュレータに動作を教えるプログラミングペンダントで構成されています。基本的にはこの3要素でできています。
マニピュレータの6つの軸にはACサーボモーターを使用して制御するのが一般的です。それぞれ体の旋回、体を前後に動かす下腕、腕を上下に動かす上腕、腕を回転させる手首旋回、手首を回転させる手首回転の6つに分かれます。
また自動搬送を行うAGVは周辺からのセンサー信号によって位置を判断して走行ルートを決めたりします。また床に磁気テープなどをライン引きすることでその上を正しく通るように設定することもできます。ただし全く同じ道をずっと走行することになるため、道のすり減りが早いです。アスファルトを使用した場合はすぐに轍ができてしまいますので、コンクリートにする必要があります。
参考文献
https://jss1.jp/column/column_068/
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E6%90%AC%E9%80%81%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88
社員数の規模
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