精密レギュレータについての概要、用途、原理などをご説明します。また、精密レギュレータのメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。精密レギュレータ関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:SMC株式会社、2位:株式会社アサヒエンタ-プライズ、3位:日本オートマティックコントロール株式会社となっています。
高圧の流体を一定の圧力に下げる(降圧させる)バルブをレギュレータまたは減圧弁といい、一般的には圧縮空気を扱う空圧機器を指します。
精密レギュレータはレギュレータの中でも圧力を高精度に設定することができる機器です。一般的なレギュレータでは繰返し再現性がフルスパンの±1%程度であるのに対して、精密レギュレータではフルスパンの0.5%程度となります。
また、繰返し再現性が0.1%以内という高精度を誇る超精密レギュレータという機器も存在します。
精密レギュレータは下流圧力を高精度に調整できるため、エアシリンダなどの空圧アクチュエータを精密に制御したい場合に使用されます。具体的な事例としては、印刷機械やプラスチックフィルムの加工機械におけるテンションコントロール(張力制御)、研磨機やカッターなどの押圧制御、薬液や試料の吐出量制御などで使用実績があります。
周囲に接続される空圧機器は一般的なレギュレータと同様に、エアフィルタやミストセパレータなどが設置されます。
精密レギュレータは、主に一次側と二次側を仕切る弁と、弁に接続された調圧スプリング、2次側に設けられたリリーフ弁によって構成されています。調圧スプリングには調整つまみが接続されており、調整つまみを回転することで調圧スプリングの押さえ力を設定します。
一次側の方が高圧の場合には、一次側と二次側の圧力差が調圧スプリングの押さえ力以上であれば二次側に圧縮空気が流入し、押さえ力とつり合った状態になります。また、二次側の方が高圧の場合には、リリーフ弁から二次側の空気が外部に放出されます。以上の仕組みよって、一次側と二次側の圧力差は調圧スプリングの押さえ力によって決定されるため、二次側の圧力を調整することができます。
機種によってはリリーフ弁が無く、2次側が高圧になった場合の排気機能をもたない機種もあります。また使用する流量が多い場合には、二次側の圧力を利用してさらに大きなレギュレータを操作する構造のパイロット式レギュレータが使用される場合もあります。
参考文献
https://atc.azbil.com/products/regulator/precision_regulator.html
https://www.smcworld.com/products/ja/s.do?ca_id=121
https://www.fujikura-control.com/product_info/index.php/search?cell003=%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF&cell004=%E8%B6%85%E7%B2%BE%E5%AF%86%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%EF%BC%88RS%2FRR%EF%BC%89&label=1
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
精密レギュレータのカタログ一覧はこちら企業
CKD株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | SMC株式会社 | 19.5% |
2 | 株式会社アサヒエンタ-プライズ | 12.2% |
3 | 日本オートマティックコントロール株式会社 | 9.8% |
4 | タイヨーインターナショナル株式会社 | 9.8% |
5 | 日本エマソン株式会社 | 7.3% |
6 | アズビルTACO株式会社 | 7.3% |
7 | ジャパンコントロールス株式会社 | 7.3% |
8 | ユアサ商事株式会社 | 7.3% |
9 | 株式会社エフ・エー・テクノ | 7.3% |
10 | CKD株式会社 | 4.9% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月の精密レギュレータページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている精密レギュレータが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。