株式会社シロ産業
株式会社アタゴ

【2021年版】土壌水分計5選 / メーカー10社一覧

土壌水分計のメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


土壌水分計とは

土壌水分計

土壌水分計は、土壌に含まれている水分の量を測定するための機器です。主に、農業分野や農業関係の研究開発から建設工事に伴う環境モニタリング(植生の保護等)、個人のガーデニングなどの場面において、土壌の特性や、管理状態をチェックするために用いられます。

測定の原理によって、誘電率を求める方法(TDR法・ADR法・FDR法)、テンシオメータ法、サイクロメータ法があります。また、土壌の中に埋設しておくと、定期的にデータを測定し本体に保存するロガータイプもあります。また、電子工作用の水分センサーが安価で手に入るため、簡易土壌水分計として自作して利用する用途もあります。

土壌水分計の使用用途

土壌水分は、農業分野では植物の生育を左右する重要な要因であるため、広く指標として用いられています。また、鉢植えやガーデニングの場合、土壌水分率が高すぎると根腐れの原因になるため専門家から一般家庭まで幅広く用いられています。

土壌水分計に採用されている原理は複数存在する上に、価格帯も広いのでため、用途や、必要とするデータの精度に合わせて適切に種類を選択する必要があります。一台あたり、数百円で購入できるものから数万円程度のものもあります。

土壌水分計の原理

土壌水分計で用いられている主な手法は、以下の通りです。

  • TDR(Time Domain Reflectometry)法、ADR(Amplitude Domain Reflectometry)法、FDR(Frequency Domain Reflectometry)
    いずれの方法でも基本原理は同じで、誘電率により土壌水分を測ります。土壌は、水・土壌・土壌粒子から構成されます。それぞれの物質の比誘電率は、水が他の物質と比べて非常に高く、土壌自体の誘電率は、土壌の水分率と一定の関係を持ちます。この関係式から土壌水分を求めます。特徴として、ADR法は、他の方法(FDR・TDR)に比べて機器が安く、操作が簡単です。一方、TDR法や土壌が凍結しない限りは、温度の影響を受けないため、温度が安定しない環境下での使用に向いています。
  • テンシオメータ法
    ポーラスカップと呼ばれる素焼きのパーツでできた容器を土壌に挿して測定します。容器の内部には水が入っており、水が滲み出る量を圧力として測定する方法です。土壌の水分張力を利用しています。業分野で広く用いられている方法ですが、測定に時間がかかる点が、デメリットとして挙げられます。
  • サイクロメータ法
    土壌の熱電対を利用して評価する方法です。土壌中の水と平衡している空気の相対蒸気圧を測り、土壌水分を算出します。植物組織の水分量も測定できるため、用途の幅が広いといえますが、精密機器であるため一台数百万円と非常に高額です。

参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/agrmet/66/4/66_66.4.3/_pdf/-char/ja
http://ffpsc.agr.kyushu-u.ac.jp/kfs/kfr/55/bin090520194623009.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jagh1987/40/4/40_509/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jiban/JGS39/0/JGS39_0_307/_pdf/-char/ja
https://js-soilphysics.com/downloads/pdf/036006.pdf

土壌水分計のメーカー情報

土壌水分計のメーカー10社一覧


土壌水分計のメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 株式会社岩崎
  2. 2 株式会社アタゴ
  3. 3 株式会社ケツト科学研究所

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社セネコム
  2. 2 株式会社シロ産業
  3. 3 株式会社竹村電機製作所

歴史のある会社

  1. 1 英弘精機株式会社
  2. 2 株式会社アタゴ
  3. 3 株式会社ケツト科学研究所

土壌水分計5選

TRIME-EZ

英弘精機株式会社 TRIME-EZ 画像出典: 英弘精機株式会社公式サイト

特徴

TRIME-EZは、英弘精機株式会社が製造する土壌水分計です。

電磁波の発生から反射して返ってくるまでの時間が誘電率に比例するというTDR (Time Domain Reflectometer) の原理を、土壌水分量と誘電率との間の固有の相関関係に適用して、0~100%の体積含水率を測定することが可能です。

天気・天候の変化に耐性を持ち、プローブを地面に埋めて使用し、土壌をサンプリングすることなくデータを取得することが可能です。

測定精度は、EC値で0~6dS/m、体積含水率で±2%以下です。

英弘精機株式会社の会社概要

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土壌水分測定器 DM-18

株式会社竹村電機製作所

特徴

土壌水分測定器 DM-18は、株式会社竹村電機製作所が製造する土壌水分計です。

二極を持つプローブを土壌に挿し込み、二極間の電気抵抗値を測定して、土壌の水分含量を評価します。

土壌の密度・形状・金属含量等が測定値に影響を与えますが、ユーザーが指定した方法に基づき校正した測定値を表示するユーザーズレンジ機能が搭載されています。

電極を土壌に挿し込みボタンを押せば測定は完了し、測定可能な体積含水率の範囲は12.1~58.0%です。

株式会社竹村電機製作所の会社概要

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ポケット 土壌水分計 PAL-Soil

株式会社アタゴ

特徴

ポケット土壌水分計 PAL-Soilは、株式会社アタゴが製造する土壌水分計です。

グリセリンを土壌試料と同質量分混合した際の水分との混合によるグリセリンの屈折率の低下を測定し、これにより土壌中の水分量・含水比・体積含水率を算出します。

0~200%の範囲の含水比と0~100%の範囲の体積含水率を測定することが可能であり、含水比0~40%での測定精度は±2%、含水比41~100%での測定精度は±5%です。

単4アルカリ乾電池2本で作動し、本体は水で丸洗いすることが可能です。

株式会社アタゴの会社概要

  • 会社所在地: 東京都港区芝公園2-6-3芝公園フロントタワー23F
  • URL: https://www.atago.net/
  • 創業: 1940年
  • 従業員数: 128人

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サーモ901土壌水分計

株式会社アイシー

特徴

サーモ901は、株式会社アイシーが製造する土壌水分計です。

先端部分に電極が備えられた金属棒をプローブとし、これを土壌中に挿し込んだ際の通電量に基づき、土壌の水分含量を1~10の数値で評価します。

プローブ長は18㎝であり、土壌に挿し込む深さを変えることにより、その深さの土壌水分量を計測することが可能です。

計測に電池や電源は不要であり、使用後は汚れなどをふき取り乾燥した場所で保管すればよく、保管方法も簡便です。

株式会社アイシーの会社概要

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DIK-311F 土壌水分計(DIK表示器タイプ)

大起理化工業株式会社 DIK-311F 土壌水分計(DIK表示器タイプ) 画像出典: 大起理化工業株式会社公式サイト

特徴

DIK-311F 土壌水分計(DIK表示器タイプ)は、大起理化工業株式会社が製造する土壌水分計です。

誘電率の変化の検出器であるシータプローブを土壌に差し込み、5~55%の範囲の土壌の体積含水率を数秒間で測定することが可能です。

防水タイプであり、直接土に埋設することができ、土壌をサンプリングすることなく測定を行うことが可能であり、適切な条件で測定を行った場合の測定精度は±1%です。

本体とプローブは2mのケーブルで接続され、測定値は内部メモリに保存され、測定値を無機質土壌と有機質土壌の値に相互変換する機能が搭載されています。

大起理化工業株式会社の会社概要

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