ミスト装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ミスト装置のメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ミスト装置関連企業の2023年08月注目ランキングは1位:能美防災株式会社、2位:東横サポート有限会社、3位:柴田科学株式会社となっています。
ミスト装置とは、屋外の温度上昇を防ぐ冷却や消火設備などの目的で使用される、水を霧状に噴射して広範囲に散布する装置のことです。
ミスト装置を用いることで、室外の温度を2度から3度下げることができます。ミスト装置によって水を加圧して大気へ噴射するため、ドライミストとなり肌に触れても濡れることなく、不快感を感じません。
打ち水効果のように、水分の蒸発する際に熱気を奪う気化熱現象を利用して周囲の外気温を下げます。冷却のために使用する際、エアコンなどのように室外機などを必要とせず、外に熱を放出しないため、環境にもよい装置です。
ミストノズルの形状やミストポンプが変わることにより、ミスト装置の特徴も変わります。使用目的に合わせて適したミスト装置を選択することで、より効果的に使用できます。
ミスト装置は温度上昇を抑える効果があり、屋外でも部分的に温度が低い場所を作ることができます。そのため、屋外や大型施設などの人が大勢集まることが想定される場所で、熱中症対策の目的などで使用されています。
その他、消毒や薬品をミスト状にして散布することで、家畜の飼育場や、ごみ処理施設などの消毒や清掃の用途にも使用されています。さらに、水の分子中に細かい粉塵を取り込むことで、体内に吸い込むのを防ぐ目的や、加湿効果によって湿度を一定に保つ目的にも使用されています。エンターテインメント業界が、ミストによる演出効果を目的として用いる場合もあります。
ミスト装置の冷却効果は、気化熱の原理を利用しています。
気化熱は、水が蒸発するために周囲から吸収する熱のことであり、周りの熱を吸収し温度を下げることができます。
ポンプ、ノズル、給水管などで構成されており、給水管から取り入れた水にポンプによって高い圧力を加え、口径が小さいノズルから押し出すことにより、細かい霧を発生させます。微細な霧を作り出すことで気化しやすくなり、触れても濡れないドライなミストを発生させることができます。
ミスト装置は以下の7つで構成しています。
ミストポンプはミスト装置の心臓部でポンプにより加圧された水が噴射口径が極小のミストノズルから押しだされ、細かなミストを発生させます。圧力が高くなればなるほど水粒子は細かく、粒子の数は多くなります。
7MPa近くまで加圧する高圧ポンプを使用するとミストの粒子径は大半が5ミクロン以下となり、ドライミストの状態となる。ミストが地面や床に落下するまでに大気中で蒸発し、そのときの気化熱で周囲の温度を引き下げます。
ミストノズルとは、ミストポンプで加圧した水と大気中の空気を混合させて微粒化させ、噴霧するためのノズルです。ミストノズルは噴霧口の口径が異なり、噴霧口が小さくなればミストの粒子は細かく、気化しやすくなり噴霧する際の水の量が少なく済みます。
水源から取り込んだ水をミストポンプへ送るための通路の役目を担っております。
ミストポンプの中に異物やカルシウムが目詰まりしないように、給水管にフィルターを取り付け防止します。
ミスト装置の稼働停止後に給水管に留まっている水を抜くためのものです。ポンプの稼働停止後に、水滴の落下を防止したり、ミストノズルが水中のカルシウムによって目詰まりするのを防止するため、ミストポンプ前の給水管に取り付けます。ドレインは機械式ドレインと電気式ドレインがあり、電気式ドレインの方がより早く配管内の圧を抜き、排水をするため、ミストノズルからの水滴落下をより防止します。
ミストファンは、ミストの大気中での漂流する時間を長くし気化を促進します。ミストの効果をより広範囲に及ぼすことができます。
ポンプに給水するための水源が必要です。水タンクを使用する場合は、必要な流量を供給できるポンプを設置してください。
ミストポンプを稼働させるために電力供給する必要があります。電源は使用するポンプに必要な十分な電気容量のある電源を選定する必要があります。
参考文献
https://www.yamatoprotec.co.jp/products/mist/microfogc/
https://www.i-res.co.jp/mist
https://mistdotcom.jp/item/about.html
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ミスト装置のカタログ一覧はこちら企業
東横サポート有限会社 INSECT株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年08月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 能美防災株式会社 |
31.6%
|
2 | 東横サポート有限会社 |
18.6%
|
3 | 柴田科学株式会社 |
8.5%
|
4 | スプレーイングシステムスジャパン合同会社 |
8.2%
|
5 | 新日本空調株式会社 |
7.4%
|
6 | 日本スピンドル製造株式会社 |
5.0%
|
7 | グリーン.コムジャパン株式会社 |
4.8%
|
8 | 日本無機株式会社 |
4.8%
|
9 | CKD株式会社 |
3.7%
|
10 | アズビルトレーディング株式会社 |
2.1%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年8月のミスト装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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2023年3月1日
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2023年3月1日
大型ファン付ミスト「クールミストファン風神」※大型ファンで20M先迄冷却※倉庫や広い作業場向き100V 90Wの大型ファンにクールミストLineが4台搭載されていま...
2023年3月1日
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微細ミストをお手軽に体感できます。コンプレッサーエアーとお水で冷却効果が非常に高い商品です。作業者様や製品に向けてミストを噴霧しても濡れずに涼しさ...
2023年6月8日
能美防災株式会社のドライミスト(R)は、地球温暖化対策や都市部のヒートアイランド現象の緩和を目指して開発されたミスト発生装置です。
愛知万博などの導入実績から、噴霧エリアの気温を平均2~3℃低下させることができます。
噴霧エリアの気温や湿度、風などの条件を分析した自動運転を行うことで、電気や水を節約することができます。
ドライミストは、非常に微細な霧のため、蒸散作用に優れるだけでなく人に触れても濡れないという特性があります。
柴田科学株式会社のミスト発生供給装置 NB-2N型は、常温で液体の試料を微粒子化する方法として、圧縮空気を使用したアトマイザー方式を採用したミスト発生装置です。
独自の技術により、チャンバー内のミストを高濃度で安定し、なおかつ粒度分布を微細化して得ることができます。
極小の粒子を生成することができ、平均して2~5ミクロンの微粒子を作成することが可能です。
粘度の低い様々な水溶液、油脂溶液でも使用することができます。
グリーン.コムジャパン株式会社のミストポンプは、加圧された水が口径の小さなミストノズルを経由することで、5ミクロン以下のドライなミストになることを利用したミストポンプです。
高圧加圧ポンプには、長時間使用可能なベルトドライブの「高圧プレミアムポンプ」と1日8時間使用可能なエコノミータイプの「高圧ダイレクトポンプ」の2種類が利用できます。
別途制御盤を導入することで、タイマーや温度・湿度センサーによる自動制御が可能です。
CKD株式会社の食品製造工程向け商品FPシリーズ 高性能オイルミストフィルタは、二次側油分濃度0.001mg/m3の高性能なオイルミストフィルタです。
高清浄化オイルレスエアにより、レーザー加工機や光学式位置決め装置のほか、食品・薬品製造ラインなどにも利用することができます。
高油分除去率のマントル構造を採用しており、外部からの衝撃につよいステンレス製支持筒、油分を速やかに分離させて圧力損失を防止するポロシリケートマイクロファイバーの採用など高性能・高効率で使用することができます。