バッテリーコネクタについての概要、用途、原理などをご説明します。また、バッテリーコネクタのメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。バッテリーコネクタ関連企業の2023年10月注目ランキングは1位:日本圧着端子製造株式会社、2位:日本航空電子工業株式会社、3位:ヒロセ電機株式会社となっています。
バッテリーコネクタとは、バッテリーと電子製品の接続の際に使用される相互接続デバイスです。
携帯電話・コンピュータ・医療機器などの携帯型電子製品に使用されているため、小型化が進んでいます。電圧ごとに色や形状を変えたものを組み付けることで、誤組付けを防止することが可能です。
バッテリーへの使用に適していますが、スライド式または圧縮式モジュールの接続など電池関連以外にも多種多様な用途に使用されています。
大電流の高負荷に耐え、保守が不要なコネクタであるため電気自動車、潜水艦、モータースポーツ分野で使用されています。組付けを外すだけで安全にメンテナンス・確認が可能です。
シンプルな構造であることから信頼性が高いため、医療機器や輸送機器に使用されています。リチウムイオンバッテリーから単位面積に対する電力容量が大きく、形状の自由度が高いリチウムポリマーバッテリーの技術が進歩しているのに伴い、バッテリーの薄型・小型化が進んでいます。
バッテリーコネクタは、バッテリーのプラス及び-端子のどちらにも対応するように設計されています。コネクタを電圧ごとに色分けすることで同じ色と組み付ける、または狙い通りの組み合わせではない場合は組み付かないように形状を変えることで誤配線を防ぎます。
シンプルな構造であるため設計の柔軟性が高く、極数・動作高・端子ピッチによってサイズ変更が容易です。また、エンドツーエンドスタックとコンタクトには様々な金属が使用されているため、高サイクル寿命を実現します。
バッテリーパックとの接続の際は、システムとバッテリーパックの間にパワーの入出力フローが必要です。入出力フローをバッテリーコネクタのピンが担っています。
例えば、8ポジションコネクタを使用する場合、システムからバッテリーパックへのパワーフロー用に3つのピンと、バッテリーパックからシステムへのパワーフロー用に別の3ピンを使用します。
バッテリーとの接続方式には、リーフタイプ・ポゴピンタイプ・プラグインタイプなど、用途に合わせて適した方式を選択します。携帯電話など薄型バッテリーには、リーフタイプが適しています。
ヘッダの種類として、キーレス取り付けまたは左側/右側キーイング構成の垂直あるいは水平マウント用のヘッダもあります。そのため、0° ~ 90°の角度範囲での組付け・取り外しにも対応しており、バッテリーパックとシステムとの位置関係に合わせたバッテリーコネクタの選定が可能です。
バッテリーコネクタの最大電流容量は、ピンあたりの最大電流に端子数を乗算するわけではなく、単一端子を使用した場合の容量が最大電流容量と定義されます。そのため、パワーの伝送で多数端子を使用した場合、個々の端子の最大電流容量は減少します。
製品属性を理解することで、目的の用途に対する最良の製品を選択できます。重要な物理属性としてはポジション数、コネクタタイプ、マウント角度等が挙げられます。
システムとバッテリーパックの間で必要な合計電流や耐久性篏合サイクル、動作温度などを確認しておくことも重要です。
バッテリーコネクタはソケットとプラグの差がなく、同一形状であることから保管も容易です。充電器やDC / DCコンバータなど、50A以下の比較的大きな電流が流れるケーブル用のコネクタであるコネクタのことをアンダーソンコネクタと呼びます。
バッテリーコネクタはアンダーソンコネクタとの互換性もあり、組付け、取り外しが容易です。
参考文献
https://www.solton.co.jp/catalog/pdf/MC_Applications-B%20BCC.pdf
https://jp.rs-online.com/web/c/connectors/mains-dc-power-connectors/battery-connectors/
https://www.smk.co.jp/products/subindex/Battery_Connectors/?seni=bun
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株式会社ヨコオ 日本コネクト工業株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本圧着端子製造株式会社 |
20.0%
|
2 | 日本航空電子工業株式会社 |
17.1%
|
3 | ヒロセ電機株式会社 |
14.3%
|
4 | スガツネ工業株式会社 |
11.4%
|
5 | グローバル電子株式会社 |
8.6%
|
6 | 株式会社ソルトン |
8.6%
|
7 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 |
8.6%
|
8 | SMK株式会社 |
5.7%
|
9 | アンフェノールジャパン株式会社 |
2.9%
|
10 | ダイトロン株式会社 |
2.9%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年10月のバッテリーコネクタページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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◆モバイル端末のバッテリー接続、クレードル接続用途
2022年5月12日
◆光学機器におけるレンズマウントなどの交換レンズ接続用途 ◆ウェアラブルカメラにおける充電クレードル接続用途 レンズマウントなどのアクセサリー接続用途...
2022年5月11日
◆物流倉庫などの搬送用ロボットの充電時及び通信時の接続コネクタ用途
2022年5月11日
無線機器のバッテリー接続・クレードル接続・アクセサリー接続などの着脱用途
2022年5月11日
【8Y127シリーズ・8Y254シリーズ・8Y500シリーズ】は、-40~+160℃(8Y127は150℃)と広い温度範囲下で使用できるスプリングプローブコネクタ。面実装タイプとデ...
2023年4月20日
バッテリーコネクタ BTTシリーズは、薄型化されている携帯電話などの小型端末に対応した、低背タイプのバッテリーコネクタです。
一般仕様として、定格電流2アンペア、定格電圧20ボルトとなっています。
ロングストロークでハロゲンフリー、ベリリウムフリーに対応していることなどが特徴です。
主な用途として、低背型のバッテリー用コネクタとして、携帯電話やスマートフォンなどの携帯用小型端末機器に使用することが出来ます。
バッテリーコネクタ 2199206-1シリーズは、携帯端末用のDCジャックコネクタです。
ピッチは2.5mmから6.5mmで、極数は2から6まであり、幅広い選択肢があることで高い柔軟性によりニーズに合った設計を行うことが出来ます。
低背型でフローティングバッテリー相互接続システムで構成されており、定格電流は1.5アンペアから3アンペアとなっています。
主な用途として、携帯電話やデジタルカメラ、タブレットPCなどの各デバイスで幅広く使用することができます。
バッテリーコネクターQP2000シリーズは、工具を用いることなくワンタッチで取り付けと取り外しすることができるバッテリーコネクターです。
特別な工具を必要としないため、コネクタの着脱が容易に行うことができるため、こまめにケーブルを外すことで、使用頻度が少ないバッテリーなどが放電してしまうのを防ぐことができます。
コンパクトな設計でデザイン性が高く、バッテリー端子がSAE規格やDIN規格に適合しています。
主な用途として、トラック、キャンピングカー、建設用機器、農機具などや、太陽電池、道路工事用や非常用の照明装置などに使用することが出来ます。
太陽電池モジュール用中継コネクタ H4シリーズは、太陽光発電システムのための中継コネクタで、1500ボルトに対応しています。
UL6703とTUV IEC62852の認証を取得した安全設計で、業界最高水準と高い信頼性を備えています。
RADSOK技術を用いた多点接触のソケットコンタクトを採用し、大電流に対応することができます。
端子部分がスナップイン構造をしているので、特別な工具を必要としないワンタッチ接続が可能であり、嵌合時の防水と耐候性に優れています。