デジタル台はかりのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
台はかりとは、台の上に量りたい物を置き、台の沈み込みによって重さを計測する計量器です。
デジタル台はかりは、主に30kg~3000kgまでの物の質量を測定するはかりであり、一般的には1/3000~1/6000(目量/秤量)の精度がある高精度はかりです。
操作や表示を行う「指示部」と量る物を置く「載台部」が一体となった一体型と、分かれているセパレート型があります。
荷重を電気的に検出してサオが水平となるように電磁力を加減する「零位式」と、荷重に比例した電気信号を検出する「ロードセル式」があります。
用途によって小さなものから大きなものまであり、10t台はかりも存在しています。
使用用途は、物品や農水産物の計量からトラックなどの計量まで、多岐に渡ります。
フォークリフトで使用されるパレットと計量台が一体になっていて、計量したものをそのまま移動することができるパレット一体型のものもあり、工場などで使われています。
LPガスやガソリンなどの石油系材料、粉塵爆発の危険性がある物を扱う現場や工場では、防爆構造のものが使用されます。
はかりには、重量(万有引力の量)の測定を目的とする「ばねばかり」と、質量(物質のもともとの量)の測定を目的とする「天秤はかり」があります。
ばねばかりは、ばねの伸びが物体の重さに比例する(フックの法則)ことを利用して、ばねの伸びを測定して重量を量ります。天秤はかりは、テコの原理を利用しています。
現在のデジタル台はかりは、零位式とロードセル式が主流です。
ロードセルは荷重を電子に変える変換器で、金属の起歪体(きわいたい;外力によりひずみを発生させる部品)にストレインゲージという電気抵抗線歪計(センサー)をはりつけ、その抵抗値の変化を測定します。金属の歪みを利用しているため、一種のばねばかりとも言えますが、精度は格段に高まります。
零位式は、「電磁式」「フォースバランス式」とも呼ばれ、テコの原理を利用しています。重さのバランスを取るためにフォースコイルに流れた電磁力を測定することで、重さを量ります。ストレインゲージに比べると、より軽量でより微小なものを量ることに適しています。
参考文献
https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/technical_data/td06/x0092.html
https://www.vibra.co.jp/03-point-explosionproof-standscales.html
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https://hakari-shouten.com/help/knowhowhistory
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