スネークポンプのメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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スネークポンプとはプランジャーポンプなど他のポンプでは排出が難しい場合(粘性の強い材料や固形物などが含まれている材料などを排出する場合)に、代替のポンプ機構ととして使用される機器です。
別名を一軸偏心ねじポンプともいい、ポンプの管内で蛇のようならせん状の特徴的な軸が回転することでポンプ内の流体・材料を排出することができます。
フランス人工学者ルネ・モアノによって考案・発明されたため、モアノポンプとも呼ばれます。
スネークポンプは内部で強い推進力を生み出すので高粘度・高濃度の素材・流体や固体が混ざった流体を排出・移送することが可能です。
使用される代表的なものにスラリー(泥漿、液体中に鉱物や汚泥などが含まれている混合物で高粘性)や加工された食品(魚肉、ひき肉など)など通常のポンプでは移送できないものや、繊維などを含んだ液体、化粧品製造業などにも用いられています。
さらに自動車産業では潤滑剤、研磨材、シリコーン樹脂などやはり粘性の高い液体・混合物などを移送する場合にスネークポンプは非常に有用です。
ステーター、ローター、キャビティと呼ばれるの3つの構造・部品が高粘度素材を排出・移送するためにスネークポンプにおいて非常に重要です。
らせん状のローターが雄ネジ、ステーターが雌ネジとなっており、ステーターの内部に回転機構に接続したローターが設置されている構造をしています。
ローターがステーター内部で回転し、ローターのネジの部分とステーターのネジの部分が重なる際にキャビティという密閉空間が形成されます。
この時さらにローターが回転することで非常に強力な吸引力が発生し、高粘度の素材・流体がステーター内部を移送されていきます。
回転を続けるとこのキャビティが次々に形成され、管内で流体・素材が排出口に向かって排出・移送されていきます。
このキャビティの断面積は常に一定であるので、排出・移送される物質の量も常に一定になります。
排出・移送量はローターの回転速度に比例し調整が可能です。
また、回転の向きを逆にすることで吸い込みや排出の向きを逆にすることが容易にできます。
参考文献
http://www.mohno-pump.co.jp/about/construction.html
http://www.hohsen.co.jp/jp/products/detail.php?id=376
社員数の規模
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