カップシール機のメーカー17社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
カップシール機とは、容器とフィルムをヒートシール(熱圧着)によって、中身を密閉しつつ、フィルムで封をする機械の事で、カップシーラーとも呼ばれています。
この、ヒートシールは、中身の液漏れ防止や、容器内部への異物混入の防止、中身の食品などの日持ち向上、そして付加価値向上などを目的としています。
カップシール機には、半自動シール機と、全自動シール機があります。
ここでの、半自動シール機とは、カップシール機の中でも、比較的小型で手作業が必要な少量生産向けの機械のことです。
一報の、全自動シール機とは、カップシール機の中でも大型で、連続で稼働させることができる大量生産向けの機械のことです。
カップシール機には、食品製造ラインに組込む量産機種から、小規模店舗や移動販売向けの可搬式機種まであります。
特に、食品の用途としては、適用例としては、豆腐、惣菜、水産、食肉、デザート、トコロテン、漬物、水産加工品、貝類等、介護食などが挙げられます。
この他にも、芳香剤や化粧品、その他工業関係や、医療関係でも使用することができます。
カップシール機において、まず容器に蓋をする、シール材としては、紙や紙プラスアルミ蒸着、樹脂フィルムなどで、密着性が要求されています。
接着方式には、加熱、熱圧着、超音波などがあり、先に成型したシールをかぶせる方式と、シール後にはみ出した部分をカットする方式があります。
また、ここでのヒートシールという熱圧着による方法は、プラスチックカップにフィルムを被せて、一定の温度で、一定時間、一定の押しつけ圧力で挟み込むことで、カップとフィルム材を意図した強度で溶着させることを言います。
また、金属製の熱盤の温度と、押し付け時間、押し付け圧力は、実用範囲でコントロール可能であり、非常に高い信頼性をもって密封可能です。
多種多様な食品だけでなく、様々な内容物に対応可能で、各種の容器詰めだけでなく、製品試作の際にも対応可能です。
また、型さえ用意できれば、一般的な形状のものだけでなく、様々な形状の容器に対応可能です。
更に、密封時にガス置換をすることもでき、特に炭酸ガスと窒素ガスの比率等を一定の割合で供給するガス混合器と併用することで、容器内部の空間ガス組成もコントロール可能です。
参考文献
https://premium.ipros.jp/yamatsuji/product/category/11849/
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%A9%9F
https://www.shokuken.or.jp/works/machines/cupsealer.html
http://www.jpml.jp/expert/knowledge/08.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社