エアノズルのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
エアノズル(Air nozzle)とは、 配管の先端に取り付けるもので、様々な用途に合わせて、気体の流れる方向、量、強さを定めて圧縮空気を噴射したり供給したりする時に用います。
用途によって、ノズルから噴射される形状が異なっています。
使用圧力が異なるだけであっても、流量やスプレー角が異なって来ることから、ノズル毎に標準使用圧力や適正圧力が定められています。
この圧力に従う流量やスプレー角がカタログ値として提示されています。
エアノズルの使用用途について記述します。
エアノズルは、清掃作業時間を短縮するために、油、水滴、切粉などを除去したり、加熱物の表面に温度を調節した空気を供給することによる加熱、冷却、乾燥などをしたりする場合に用います。
産業分野では、洗浄、加熱、冷却などを目的として、量産機器に組み込んだり、ベルトコンベア上に設置したりします。
その他、試験場や食品工場などのクリーンルームの入口に設置して、材料に付いている異物の混入を防ぐエアーカーテン、人についている異物の混入を防ぐエアーシャワーにも付いています。
エアーノズルの原理と特徴について記述します。
ポンプからエアノズルまでの配管長が長かったり、折れ曲がる箇所や分岐箇所が多かったり、配管の太さが変わったりすると、末端部の圧力が変わるため、配管計画に従って、使用圧力を予測して、必要な流量を供給できるポンプ、配管、エアノズルを選定する必要があります。
圧力は、配管のノズル取り付け部を基準に定められていることから、使用圧力を測定する場合は、エアノズルに近い位置の圧力を参考にします。
流量は、JIS B 0100において単位時間に流れる流体の体積または質量と定義されていますので、単位はSI単位系でl/minと表記されます。
2箇所の流量をQ1とQ2、その圧力をP1とP2とすると、その関係式はQ1:Q2=√P1:√P2 となることから、圧力が高まるほど流量もまた増加します。
そのため、使用目的に応じて必要な流量をあらかじめ予測することが可能であることから、エアーノズルの数や先端形状を選定することができます。
上記の式では、空気の圧縮性や粘性を考慮していないことにご注意ください。
参考文献
https://www.keyence.co.jp/ss/products/process/flowmeter/technique/pressureloss.jsp
http://kikakurui.com/b0/B0100-2013-01.html
https://www.kirinoikeuchi.co.jp/download/file/catalog/700c.pdf
社員数の規模
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歴史のある会社