【受託サービス】糞便理化学分析 (株式会社テクノスルガ・ラボ) のカタログ情報

【受託サービス】糞便理化学分析

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カタログ紹介

〇ヒト糞便の他に、マウス・ラット糞便、消化管内容物などの分析が可能
〇腸内代謝物分析、さらにIgA産生や胆汁酸分泌などの宿主側の応答の評価に
◆ 糞便中有機酸分析(短鎖脂肪酸分析)
腸内において有機酸(短鎖脂肪酸)は、腸管内を酸性に保ち、腸の蠕動運動や腸管からの水の分泌を促進するほか、感染防御、腐敗産物の生
産抑制、便性・便通の改善効果を持つことが知られています。
当社採便容器「メタボロキーパー」を使用し採取した検体は、糞便中有機酸(短鎖脂肪酸)を室温保存(1~30℃)することができます。
有機酸: コハク酸、乳酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、iso-酪酸、n-酪酸、iso-吉草酸、n-吉草酸
◆ 糞便中胆汁酸分析
胆汁酸はコレステロール代謝、脂溶性成分の消化吸収、界面活性による腸内細菌叢の変化に関与しています。また、腸内細菌により大腸がん
の発がんプロモーターといわれている二次胆汁酸へと代謝されます。
非抱合型胆汁酸:
コール酸 、α, β, ωムリコール酸、ヒオコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸、
リトコール酸、デヒドロコール酸、イソデオキシコール酸、7-ケトデオキシコール酸、7-ケトリトコール酸
◆ 糞便中腐敗産物分析
腐敗成分は、糞便の悪臭や口臭の原因になると言われ、また腸内で血液に吸収されると腎臓に大きな負担を与えることも知られています。
インドール、スカトール、フェノール(p-クレゾール、フェノール、4-エチルフェノール)の定量分析です。
◆ 糞便中アンモニア分析
肝不全、肝硬変、尿毒症などの肝臓に関わる疾患は、アンモニアを尿素に合成する肝臓の解毒機能が低下するため、血液中にアンモニアが増
加することが起因することが知られています。腸内環境を改善することで糞便中のアンモニア量を低減できたとの報告も多くあります。
◆ 糞便中pH測定
腸内のpHは、低いほど便の色は黄色っぽく、pH7.0(中性)を越えると茶色っぽく、pH8.0(弱アルカリ性)になると黒っぽくなります。赤ちゃんのpH
は4.5~5.5(弱酸性)で黄色、健康な大人のpHは5.5~6.0で黄土色です。大腸菌 (E. coli)、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)などの悪
玉菌は、アルカリ性の腸内環境を好んで発育し、pH6.0以下(弱酸性)になると発育しにくくなります。
◆ 糞便水分測定
糞便は、腸内貯留時間が長いと水分が腸管に吸収されて硬くなり、反対に腸内貯留時間が短いと水分が腸管に吸収されず、柔らかくなりま
す。水分が70%未満では排便時に苦痛を感じ、80%以上になると軟便となり、90%を超えると水様便となります。水分はpHと負の相関があり
ます。

◆ 糞便中IgA分析(ヒト)
腸管には全末梢リンパ球の約70%に相当する免疫系細胞が存在しており、腸内細菌が宿主の消化管に定着することによって、免疫系が刺激・
活性化されていると考えられています。小腸粘膜面での微生物に対する特徴的な応答に免疫グロブリンの一種であるIgA産生があり、これはプ
ロバイオティクス乳酸菌の摂取により亢進し、感染防御へとつながることが期待されています。

カタログについて

カタログ名
【受託サービス】糞便理化学分析
取り扱い企業
株式会社テクノスルガ・ラボ
該当カテゴリ
受託測定
カタログタイプ
製品個別カタログ

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