ローム株式会社の売上・利益・業績を調べて見ました!
2020年3月期通期決算はコロナウイルスによる影響を受けた形となり、過去順調であった車載を含め、すべての市場セグメントにおいて売上高が減少しました。
ロームの2020年3月期の決算は減収減益となっています。
すべてのセグメントにおいて売上が減少しています。
2020年3月期の決算においては車載、産機含めてたすべてのセグメントで売上が減少しています。
しかし、車載、産機においては2016-2019年まで売上高は伸ばしていましたので、これはコロナの影響があると考えられます。
コロナウイルスにより、企業の設備投資が減少し、車の販売台数が落ち込んでいるので、その影響を受けた形ではないでしょうか。
日本の車の販売台数は2020年5月では前年同月比で-40%となっています。
設備投資に関しては、日本政策投資銀行が大企業の2020年度国内設備投資額が東日本大震災後の11年度以来9年ぶりに減少する見通しだと発表しました。
*情報は2020年3月期通期決算ローム株式会社の決算説明資料を参考・引用しております。
ロームの2020年3月期の決算は増収増益となっています。
民生と通信において合計で120億円近く前年比で売上は減っていますが、車載、産機において売上が合計で129億円増えていますので、合計で18億円売上が増加しています。
民生の売上減少の理由として、TV、デジカメ等の販売が低迷していることを上げています。
デジタルカメラはそもそも年々その市場が縮小しており、カメラ映像機器工業会によると、2019年は2018年に比べて78.3%の出荷額となっています。
したがって、今後もロームの民生セグメントの売上は減少してくと考えられます。
市場別の売上構成比のグラフになります。
今期の決算でも民生の売上は減少し、産機と車載の売上は増加していましたが、このトレンドはかなり前から始まっています。
2004年には車載+産機の売上構成比の合計が16%でしたが、2020年には51%になる見込みです。
車載半導体の市場規模の推移について調べてみました。
車載半導体は2012年には205億ドルでしたが、2018年には310億ドル、そして、矢野経済研究所は2030年には586億ドルと予想しています。
ロームは車載半導体のシェアを維持することができれば、今後も市場が広がる限り、かなり売上高を伸ばしていくことができそうです。
*情報は2019年3月期通期決算ローム株式会社の決算説明資料を参考・引用しております。
如何でしたでしょうか?ローム株式会社の売上・利益・業績を調べて見ました!
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